練習走行(5月17日)
作成日:98/05/22
更新日:98/07/07

週間天気予報は、2回目の走行予定日としている今週末を雨のち曇りと報じていた。

それでも前回5月1日の教訓を元に、適切なファイナルとメインジェットを用意して再び乗り込む事にする。
ステアリングダンパーはステーの納品が間に合わなかった為、又しても[手ダン]となる。

練習日前日の夜にゲート前到着。今の所雨は降っていない。トランポが2台止まっている。
一つだけ青信号が点いているゲートから警備員が出てきて、こちらへ来るよう合図を送っている。

「入れんのかな?」「まさかね。」
おもむろにゲートへ近づいて行くと、「こんばんわぁ。」と警備員。
「ども。こんばんわ。」と挨拶し、次の発言を期待していると、何やら警備員も耳をこちらに傾け、聞く体制をとっている。
しょうがないので、「え〜と。明日の本コース、2輪の走行に来たんですけどぉ。」と伺いをたてる。
すると「ハイ。」といい返事の警備員。「それで要件は?」とでも聞きたそうに、そのまま聞く体制を続行している。
ハマったかなぁと思いつつ、思い切って聞いてみる。「今日、入れないんですよね?」
「え?いやぁ、今日はもう終わっちゃってるんでぇ。関係者しか入れないんですけどぉ?」
「あっ。そうですよね。ども失礼しました。」
(んじゃぁイチイチ呼ぶんじゃねーよ)

バックしてUターンする。一緒に来たRSオータの車がいる所へ戻ると、「何やってんの?おまえら。」って顔をしている。

明けて日曜日。練習当日。目が覚めると全開雨。(ってゆーか雨音で目が覚めた)
やる気無くして二度寝に突入。(雨だと走らない人達)

今回から本格的にタイムアタックを開始するつもりだったので、残念である。
個人的には、[今日1日TZの整備]に予定変更し、ゲートオープンをとっくに過ぎた頃、やっとパドックへ入る。
本コースのピットは今回もたまきさんがキープしておいてくれた。(たまきさんに感謝!<(_ _)>)

ちんたらと整備しながら午前中を終了する。
土砂降りだった雨はやがて霧雨となり、午前中のうちにはほぼ止んでいた。

「今更止んでもなぁ。」などと思いつつ、ホームストレートを見に行くと、路面から水蒸気が立ち上っている。
「太陽が出なきゃ路面乾かないし。」と思っていると、徐々に日向が見え始める。

「うを?・・・・これはひょっとすると・・・・」

気温の上昇と共に路面は急速に乾いていく。

午後のプロダクション走行2時30分にRSオータ出動決定。
俺はその次の3時10分からのレーサークラスに向けて一気に整備を開始する。午前中のちんたらがやけに悔やまれる。
レーサークラスの走行後、プロダクションが最後に1本あるのでそれを俺が走る事とする。

前後ともタイヤ交換し、破損したハンドル,ステップ,サイレンサーを新品に取り替える。
両シリンダーはヘッドだけ開けて燃焼室を確認。問題なし。(あるっつーの)
急いでガソリンを買ってくると、RSオータ出動の時間。
彼の走行を見ている暇もなく、速攻でガソリンを作り、タンクに流し込み、ラジエターに水を入れると暖気開始。
一人でドタバタやっていると、トラブルによりRSオータピットイン。なんでもリアブレーキが外れたらしい。
構っている時間もなく、当日中の修復が不可能な事だけを知る。
これで今日の走行はこの直後に走るレーサーの1本だけとなった。FZRに乗れなくなる事を知り、少々残念。

レーサークラスの走行開始。今年最初のTZ。

走行終了。
(7hと関係ないので割愛。ってゆーかスピードに目と体が慣れてないレベルなので、書く事無し。)

本日の予定が終了した頃、詳しく事情を聞いてみる。

リアキャリパーのサポートスティを止めているボルトの締め忘れにより、

1.走行振動でボルト脱落。
      ↓
2.キャリパーはアクスルシャフトとブレーキホースのみで固定。
      ↓
3.ブレーキング。
      ↓
4.一瞬にしてホースはぶっちぎれ、ディスクの動きに会わせてキャリパーがクルッと回転。
      ↓
5.ほぼ一回転した所でスイングアーム上部にキャリパー激突。
      ↓
6.ブレーキ踏んでもスカッ。
      ↓
7.異常に気づき、ピットイン。

って事らしい。

〜 今回の教訓 〜

・締め忘れに気を付けよう!(特にブレーキ周り)
・S字の湧き水どうにかならんのかっ!(雨上がってもずっと濡れてる)
・時間は有効に使おう!

以上

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