公式練習
作成日:09/08/26
更新日:09/09/07
記:おーた(木曜)

ここ2週間ほどめちゃくちゃ忙しく体調不良だが、全体の流れがいい感じなので、やる気満々。
予定していた整備が終わっていなかったため、昼すぎまで整備して、17:30頃もてぎ入り。
周りを見渡してみると、前日に搬入しているのはうちだけ。
もて耐、変わったなぁ。


記:えみゅ〜

明日金曜の特スポに備え、前日の午前中に整備後、午後茂木に移動。
この日は二輪の走行日の為、何気にパドックに入り指定の39番ピットへ。
幸いにも誰も使用していなかったので荷物搬入、テントの設営を済ます。
続いてサインエリアの日除けの設営。
実は前回同様、たけしさんのテントをあてにしていたが、たけしさんが来られなくなったので無し。
それなら基地として使っているウチのテントを使う方向になったが、おーてぃ的に無し。
そこでおーてぃは以下の材料で作る事にしたようだ。

・テントに付属していたポール2本
・数年前に貰ったノボリのポール1本
・家で使ってたすだれ2枚
・家にあった金属の棒1本
・家にあった荷造りバンド2本
・タイラップ適量

いつもは邪魔に感じるサインエリアの金網も、日除けを固定するのに丁度良い。
むしろ無ければ出来なかったかも。。。

作業を終える頃にはすっかり暗くなっていたが、前日入りしているチームは全くいない。
前日でも場所取りに苦労していた頃を思うと『随分様変わりしたなぁ』と改めて感じた。


いよいよ明日の土曜、マスターズ決勝本戦を向かえる日が来た。
金曜の今日は、午前中に特スポが4本も用意されている。
30分が3本と最後の1本が1時間。合計で2時間半と、充分な走行スケジュールが組まれている。
午前中の走行後は、午後から1時間半の車検で公式スケジュール上は終了となり、チームとしてはその後タイヤ交換等の練習があるので、今日も忙しい1日となりそうだ。

ここ数年で随分衰退したとはいえ、そこはやはり耐久。パドックは大きなテントで彩りを増し、選手権とは違った雰囲気を醸し出している。

ドック関係

AMENA関係

うち(笑)

記:えみゅ〜

南ゲート前で車泊し、6時前にはパドックへ。
既にパドック入り口ではパスコントロールが始まっている。
昨日とは打って変わって徐々に様々なテントが設営され始め、レース本番の雰囲気が高まりつつある。

今日は走行枠が4本あるが、おーてぃは連日の整備疲れで走らないという。
8時頃にはとし&まゆぞー、HIROさんも合流。


SP-1の弱点であるフロントのブレーキシステム。高価な社外ディスクを装着して予選は問題無かったが、決勝のタイヤ交換時にディスクも交換するのはロスが大きすぎる。
かといって、もう1セット買う余裕も無いし、ノーマルディスクでハイサイドする気はもっと無い。

困り果てた末、知り合いのSP-1オーナーに貸してもらえないかと打診した所、OKの返事!

しかも、SP-2のキャリパーサポートまで格安で譲って頂けるとの事!

あんたどんだけいい人なんだ!

SP-1のキャリパーサポートは剛性に問題があり、長い間使っていると結局ディスクも歪んでしまうらしい。
SP-2のキャリパーサポートを使えば問題無いが、フロントフォークとAssyでしか部品注文が出来ない。
借りたディスクは1枚5万と超高価でしかも消耗品なのに、快諾してくれたスーパーツインのレコードホルダーに感謝。<(_ _)>


1本目の走行を見送り、朝一で持ってきてくれたそれを早速取り付ける。


比べると、厚みが全然違うし、製造方法も違う

厚みが増した事で元々付いていたフォークへのマウントボルトの長さが足りなくなってしまったので、サイズの合う適当なボルトを見つけ、サンダーで長さを調整する。


記:おーた

としと自分で燃費確認の予定だったが、疲れが全然取れなく、明日のために体力を温存することにする。
自分はペースが遅く他の2人より燃費が良いので、燃費確認はとしに任せて整備に集中。

貸してもらったディスクローターと、譲ってもらったキャリパーサポートを装着。
スーパーツインのレコードホルダーさん、いつもいつもありがとうございます。


記:えみゅ〜

1本目の走行には十分間に合う時間だが、譲ってもらったキャリパーサポートと借りたディスクの取り付けの為、1本目は見送る。
耐久レースではタイヤ交換がある為、最低でもディスクは2セット欲しいところ。
しかしブレンボ導入にも躊躇する位のおーてぃには、もう1セット買うほどの余裕は無い。。。
さすがにえみゅ〜サポートにも限界が・・・
どうしようか迷っていたところ、奇特な方が貸してくれたのだ!
しかもキャリパーサポートまで譲ってくれた!
(本当にありがとうございます!!)


なんとか装着し、2本目の走行枠に間に合わせる事が出来た。

HIRO:「よし。これで5出ちゃう仕様にしたから。」

記:とし

キャリパーサポートの取付に手間取り、4本ある内の1本目を見送り、2本目からの走行となった。
実は1本目にさっさと燃費取りを終わらせ明日に備えて体力を温存したかった。
1本目の走行を見ると10台も出ていないだろうか。コース上はガラガラだった。

「いいなぁ〜。2本目から混み出すんだろうな〜」

キャリパーサポートの取付を手伝いながら、ホイルに借り物であるサンスターの重いディスクを取り付けた。
聞くとブレンボよりかなり高価なものらしい。
それを聞きつけ兄貴がお約束の「これで5、出ちゃうっしょ」と言い出した。
重いしブレンボの方がいいんじゃないのか?と思いながら軽く受け流した。


タイヤは前後新品、本日1本目とし出動。

予選で6秒2を出してるとし、明日に決勝を控え、何秒出してくるか。

記:とし

今日の公式練習は燃費データ取り係となった。
おーたさんと俺で燃費を取る予定だったが、俺1本の走行で燃費を決めるらしい。
おーたさんに「突っ込まなくていいからストレート全開にして。」と言われた。
燃費を気にせず全開で好きに走って良いと解釈。



記:とし

ツナギに着替え準備が整った頃には既に走行が開始されていた。
思ったより台数が出ていない。
曇りで気温はさほど高くなく清々しい。燃費取りなのにタイヤも新品だ。
今年のもて耐は何て恵まれているんだろう。俺。


出走台数の少ない中、順調に走行を重ねるとし。サポートのフィッティングやディスクも問題無いようだ。

記:おーた

最悪の燃費が知りたいため、としには「突っ込まなくていいからストレート全開にして。」と伝えて送り出す。
ホームストレートに戻ってきたマシンはよく走っており問題さそう。


記:とし

1周目は皮むき。
燃費取りなので言われたとおりストレートは全て全開。
曲がる感じは予選のときと変わらず軽快である。
進入時のブルブル感は全く気にならなくなった。
気になるのはブレーキレバーが近い事とラップショットが動いていない事。
ダウンヒルでラップショットのスイッチを入れられたがレバーの調整は断念。
燃費取りだからそんな事でピット入る訳にはいかない。


計測5周目に7秒前半を出したと思ったら、6周目に早くも6秒4。予選の自己ベストまで後コンマ2秒。


記:とし

しばらく前車に引っかかる周回を重ねた。
ストレートでガッツリ離され進入で急接近。
アクセルが開けられないまま立ち上がるといったイライラ感が続く。
しかし詰まっても7秒で走れてる。
『はえぇ〜な』


HIRO:「ペースはえぇなぁ」

7周目は1コーナーで前車に引っかかり、一旦6秒9と落としたものの、8周目は自己ベストタイの6秒2。

記:とし

「5、出ちゃうっしょ」が脳裏をかすめた。
『んじゃやったろ』と思える程、SP−1も自分も調子は良いしコースは空いている。
すでに燃費取り係など頭から消えており、タイムアタックのタイミングを探っていた。



HIRO:「練習1本目でいきなり予選タイム出してるよ・・あいつ大丈夫か?」

9周目、再度引っかかり、ホームストレート通過。暫く前には誰もいない、完全クリアの10周目に突入。

スプリントなら最終ラップ。いかにクリアとは言え、体力の続かない彼としては、さすがにこれ以上のタイムアップはきついだろう。(つーか、そう簡単に5秒出されたら俺がやだ)

記:とし

何台か抜くと視界には全くバイクが無い。
『この周!』と決め、ビクトリーをいつもより速いタイミングでアクセルを開け、タイムアタックに入る。
130Rは5速と4速を試していたが、5速まで入れるとS字進入のシフト操作が間に合わなくなるため4速吹けきりで立ち上がる。
予選時に感じた吹けきり時のブルブル感が無くなった気がする。
Vコーナでは速すぎるアクセルタイミングにリアタイヤが滑り出すが、グリップ感が伝わるので気にせず全開。


最終コーナーで観察。セカンドアンダーからとしが現れた。ベタ寝で左高速を綺麗に曲がり、最終コーナーをリズミカル且つスムーズに切り返す。

間近でとしのライディングを見るのは数年ぶりだ。

HIRO:「いやぁ〜、ほんとうまくなったなぁ・・」

ホームストレート通過。

HIRO:「何秒?」

まゆぞー:「あれぇ〜、おっかしぃなぁ。」

HIRO:「あ?なになに?」

笑顔でそのサインボードをこっちに向けるまゆぞー。


HIRO:「マジでっ?!それマジで??」

5秒を通り越していきなりの4秒8。これにはさすがに開いた口が塞がらなかった。

記:まゆぞー

涼しくて、ほとんどクリアだったのが良かったようで、としは6秒台から5秒を超えて一気に4秒8のベスト更新!

(おーーー!来たねぇ。来ると思ってたよ。)

HIROさんにわざと自慢げな顔でボードを見せる。

「マジで?」

「っマジで!?」

にやにやしてるけど、マジで驚いてて、マジで悔しそうなHIROさんに思わず笑ってしまう。
いつもは“体力無し男”かもしれないが、もて耐の為に日々鍛えたとしは10周くらいじゃまだ疲れないのだった。


記:HIRO

数字を見た瞬間、めちゃくちゃ驚いた。
が、次の瞬間には落ち込んでいた。

俺も5秒なら見えていたが、4秒代は考えもしなかったし、出せる気もしなかった。


記:おーた

としはどんどんペースアップし、なんと2分4秒台へ。すっげ〜
あまりのハイペースで、燃費がちょっと心配になってきた。


記:とし

ホームストレートに戻り『どやっ!』とラップショットを確認。

4秒88

今まで出した事が無い5秒を通り越して4秒台が出てしまった。
一昨年のCBRで出した自己ベストと変わらないタイムである。
自分ながら驚き、兄貴に言われていた「5、出ちゃうっしょ」も達成。
達成感の中、5秒台が出るペースで走行していると、ダウンヒルで赤旗となったのでその日の走行を終了した。


その後、引っかかりながらも6秒代で周回。もう普通に6秒で周回出来るようになったようだ。


走行終了5分前に赤旗となり、そのまま走行終了となった。

HIRO:「あのバイクでヨンパチかぁ〜。。練習1本目でスーパーツインのコースレコード越えやがった。」


記:えみゅ〜

2本目の走行でとしはヨンパチを叩き出し、HIROさんを唖然とさせる。

おーてぃ:「とし、4秒台出したよ。すげー!」

えみゅ:「まじ!!!すんげ〜」

おーてぃ:「でも燃費、大丈夫か・・・?」

案の定、燃費が悪すぎる為、次以降の走行枠でHIROさんに燃費取りを託す。



残ガスから燃費を計算した所、リッター6.8Kmと、当然ながら過去1番悪いデータとなった。

記:おーた

予選で少し問題のあったフォークシールを換えたので、フロントに違和感があるか心配だったが、特にコメントは無し。
燃費は6.8Km/lでこれでは、事前に立てた決勝のプランは不可能。
うーん。どうすっかな。


次の走行は、決勝を想定したペースで周回し、その燃費を取るのが主な目的だ。

今日はとしとおーたで走行し、HIROは走らない予定だったが、おーたは日頃の整備による疲労で、今日の走行は見送ると言う。

ヨンパチライダーは既に満足げな様子で、今日はもういいや的な感じ。

記:HIRO

今日は走らない予定だったので、走行するテンションに気持ちを切り替えるのが大変だった。
考えてみたら、お気楽モードでサーキット入りし、やっぱり走る事になるなんて経験も無かったような気がする。

つーか、走らないなら朝一で言って欲しかった。。


3本目の走行を見送り、本日最後の4本目にHIRO出走。

タイヤはとしの30分1本のみ使用の上物。燃料は10リッター入れ、走行は計測11周。時間にして約30分。

記:おーた

としの燃費では厳しいのですこしペースを落として、2分7秒〜8秒で燃費がどのくらいかを確認。
7.13Km/lを越えるぐらいならOKだが...



記:えみゅ〜

HIROさんは走るつもりが無かった為、気持ちの切り替えに苦労している模様。
でも最後の走行枠は1時間の為、多少時間が掛かっても走行時間は十分ある。
走行開始から暫くしていよいよHIROさんの出動。
皆が見守る中、スタンドを外しバイクに跨ろうとしたその時・・・

えみゅ:「あ、あっ!あーーっ!!あーーーーーーっっ!!!」

声を出す事以外何も出来なかった・・・
一瞬ふらついたかと思った次の瞬間、右に傾くSP-1。
そのままスローモーションで倒れこみ、ついにはコロンと寝てしまう。
全員が一瞬凍りつくが、慌ててSP-1を起こし、右側を確認。
HIROさんが最後の抵抗を見せギリギリまで手を放さなかったっ為、幸いにも損傷は無いようだ。

気を取り直し、コースイン。
その後は何事も無く予定周回数をこなし無事終了。
果たして燃費は・・・?



記:HIRO

計測1周目11秒から入り、6秒後半まで詰めた所でGSX-Rと7秒代でランデブー。
無理して抜く事を避け、決勝を想定したデータ取りに徹し、予定周回を終え、ピットに戻った。

また、実際走ってみて改めて4秒代は出そうな気がしなかった。。



燃費は7.2Km。決して良くはないが、過去のデータと照らし合わせてみると、ペース的に妥当な数字となった。

記:おーた

確認したところ燃費は7.2Km/l。
決勝は予定通りのプランで進めることに決定するが、ペースやコンディションによっては厳しくなることが考えられるので、決勝中も細かく燃費を取りながら進めることにする。



記:えみゅ〜

HIROさんの走行終了後、参加受付へ。
4本目の走行枠と参加受付の時間が重なっていたので、既にチェックした提出書類と各自のライセンスを持って急いでコントロールタワーへ。
少し遅くなったのが良かったのか、並んでいるチームはいない。
今回は予選の参加受付時からクルーを2名追加。
するとそれに伴いエントラントパスを2枚くれた。

トランスポンダーを受け取り、ピットクルー腕章を受け取る。
今回はクルーの人数に関わらずピットクルー腕章は4枚しか貸してくれないらしい。

えみゅ:「腕章って4枚しか貰えないんですか?」

事務局:「同時に出られるのは4人なので4枚なんです。」

えみゅ:「そうなんですか・・・(?」

意味が分からなかったが、『一度に作業できる人数が4人だからか?』と思いそのまま受け取る。
ライダー腕章は装具の車検で渡されるという事でここでは渡されなかった。
最後にプログラムと熱中症予防の経口補水液7本を貰い、コントロールタワーを後にする。

えみゅ:「クルー2名追加したらパスも2枚くれたよ〜」

HIROさん:「え、まじ?・・・ちょっとコントロールタワーまで付き合って」

えみゅ:「うん、何で?」

HIROさん:「パスくれたんならカーパスもくれないかなって」

既に5枚のカーパスが配布されているが、もう1枚貰えると明日来てくれる人達全員が車でパドックに入れるのだ。
という事で、コントロールタワーの参加受付会場へ。

HIROさん:「先程、クルー2名追加しましてエントラントパスを2枚頂いたんですけど、カーパスの方も頂けたらと思いまして・・・」

事務局:「えーっと、カーパスは・・・(ヘルプ〜)」

ナカニシさん:「カーパスは1チーム5枚でお願いしているんで・・・」

HIROさん:「あ〜、枚数決まってるんですね。了解しました。」

という事でカーパスは貰えなかった。

『ナカニシさんにあぁ言われたらしょうがない』と納得するHIROさんとえみゅ〜であった。


車検までの間に休憩を取り、全員で一気に車検を片づけた後はパッドを新品に換え、前後タイヤ交換の段取りと、そのタイム計測を行う。


記:えみゅ〜

車検は車体・装具・消化機器と別々に行われている。
ピットから車検場を見ると装具より車体の方が空いている為、まず車体の車検へ。
音測をパスした後、予備サイレンサーの取り付けに手間取るが何とか取り付け、予備も音測をパス。
その後、車体・アンダーカウルも無事にパス。

続いて消化機器。消火器・ゴーグル・作業ツナギ全てパス。

続いて装具。それぞれのツナギ・ヘルメット・ブーツ・グローブ・ヘルメットリムーバー全てパス。
ライダー腕章を受け取り、車検の全工程を終了。

今回も皆で車検を行ったので楽だった〜。


記:おーた

車検はスペアサイレンサーへの交換に少し手間取ったぐらいで問題なく終了。



今回のクルーはライダー3名+ヘルパー3名に加え、当日入りのメカニックが3名しか居ない。
給油だけの時は問題無いが、タイヤ交換時は明らかに人手不足となる。

給油時は給油1名、給油サポート1名、消化器持ち1名の計3名。
これに加え、タイヤ交換はフロントとリア2名ずつの計7名でやりたい所だが、作業の出来る人間は、今回ライダー含め6名しか居ないCompus。

ピットインしてきたライダー及びピットアウトするライダーがこれをやるのはさすがに酷なので、空いてるライダー1名とメカニック3名でこれらの作業をこなさなければならない。

給油係の3名は、給油が終わり次第タイヤ交換にまわり、後の1名はライダーが行う。

それもこれも全て来れなくなったのぶてるの責任と思いつつ、一番コツのいるリアの交換をとしとHIROで担当する。

タイヤ交換は2回予定しており、1回目の交換はとしからおーたへのライダー交代なので、リアの交換はHIROが担当。
2回目はおーたからHIROのライダー交代で、リアはとしが担当。
また、リアの交換サポートはメカニックにお願いするが、今日の所はとしとHIROが代役で練習する。

と言うわけで、まずはおーたに教えてもらい、それぞれでリアの交換練習。

記:おーた

今回はクルーが少なく、HIRO、としがメインでリアタイヤ交換をするためコツを伝授。
SP-1のリアはキャリパーの入れ方がうまく交換するためのポイント!!


記:えみゅ〜

今回、Compusはライダー含め9人という史上最少人数でもて耐に臨む事になる。
その為、人のやり繰りを考えないと混乱してしまう。
おーてぃが事前に作成した決勝の走行スケジュールを元に給油2名・消火器1名・タイヤ交換4名・時間管理1名の担当を決めていく。
ちなみに時間管理とは給油を伴うピットインの場合、ピット滞在時間が決められている(Compusの場合3分)為、ライダーがその滞在時間を守るように時間の管理を行う。

給油とタイヤ交換は女子には無理なので消火器と時間管理を女子で担当する。
全体の流れで検討した結果、以下のように担当を決める。

・走行していたライダーのヘルパーは時間管理
・次に走行するライダーのヘルパーはサインエリアで待機
・走行しないライダーのヘルパーは消火器

給油とタイヤ交換は走行しないライダーを含めた4名で担当する。




作業者Aが後ろメイン、作業者Bがサポートとして左側に配置し、作業の流れは以下の通り。

・A:アクスルナットをゆるめ、アクスルシャフトを押す。

・B:出てきたシャフトを抜き、チェーンを外し、スイングアームにかける。

・A:キャリパーを外す。

・B:ホイールを抜き、次のホイールにハブを入れ替える。

・A:ブレーキパッドを押し広げる。

・B:ホイールをスイングアームの間に入れる。

・A:キャリパーをセットする。

・B:チェーンをセットする。

・B:アクスルシャフトを入れる。

・A:カラーとワッシャを入れる。

・B:チェーンとスプロケットの間にウェスを挟む。

・A:アクスルナットを締める。

・A:ブレーキペダルをスコスコする。


一通り段取りを覚え、メインとし、サポートHIROでタイム計測。


通しでやってみると、段取り無視でむちゃくちゃ(笑)3分以上もかかってお話しにならず。1回目はこんなもん。

B2クラスの燃料補給時におけるピットストップ拘束時間は3分と、一番短い。
このアドバンテージを最大限に生かす為にも、タイヤ交換は出来るだけ早く行う必要がある。

燃料補給及びピットアウトからコースインまで1分と考えると、遅くても2分以内で交換作業を終わらせたい。

リューターでカラーやキャリパーサポートを面取りし、再チャレンジ。


2回目2分16秒。まだまだ。


3回目1分28秒。もう少し。

記:まゆぞー

としに「計測、計測」と手招きされ、タイヤ交換練習のタイム計測を頼まれた。
まず、としメインで開始。
手際が悪いのは仕方がないとしても、最後にタイヤがはまらない。

ガココガコッガコッ

とし:「なんだーこれ?」

計測中止。
4回、5回とやるうちに、入れやすい方と入れにくい方があることがわかった。
入れにくいホイールのカラーを面取りして、気持ち作業が早まったようだ。
HIROさんに交代しても、うまく行く方が少ない。
かなりの回数練習してやっと、1分30秒台でできるようになった。



1分14秒を記録。一旦休憩を挟み、としとHIRO交代。


そろそろくたびれてきたので、この辺で勘弁しといてやるとする。

記:えみゅ〜

明日に備えてリアタイヤの交換練習をするHIROさんととし。
おーてぃに教えてもらった手順で練習するが、割とスムーズな場合とダメダメな場合があり、ダメダメの時はシャフトがうまく入らない模様。
その原因がホイールのカラーにあると分かり、何やらリューターで面取りし再度練習。
何度も練習を重ね、1分台前半を記録し終了。


記:おーた

最初は苦労していたが、1分台前半で交換できるようになった。
早いじゃん。
ブレーキパッドを交換し、明日のタイヤを準備して終了。


記:えみゅ〜

夕方、整備を終えたSP-1をステッカーチューンする。
といっても貼るステッカーは少ない。
『CompusRoadRacing』『CrossRoad』『Metallico』『Brembo』『ビバンダム』
そしてサポート特典の『えみゅ〜』ステッカー。
青好きの私はもちろん青でステッカーをオーダー。
結果、『えみゅ〜』だけが目立ってしまうような気が・・・
色々悩んだ挙句、やっとレイアウトを決めて貼り、パドックを後にする。


夕方近くなり、涼しくなってきた所で作業分担の割り当てと作業の流れに問題がないか確認し、パドックを後にした。

記:おーた

いよいよ明日は決勝だ!! だめだめな走りの方をがんばりたいな。


記:えみゅ〜

ホテルにて、日中に決めた役割分担をおーてぃが一覧にまとめる。
それを元にまゆぞーがYUMIさんの行動表を作成。
初参加のYUMIさんには心強いアイテムになるだろう。

ここでまゆぞーと話し合い、以下の事を決める。
・残り周回数が2周になったら次に走行するライダーのヘルパーはサインエリアに移動
・サインボードはライダーに出す時以外は常にピットに向けて置く

私はピットクルー腕章の件が気になり規則書を読み返す。
てっきりバイクに触れる人数が4人までなので腕章が4枚なのかと思っていたが、サインエリアに出られる人数が4人まででその場合には腕章が必要なのだと解釈し、少しスッキリ。

明日は朝早くから予定が詰まっている長丁場。
トラブル無しの順調なレース展開を願いつつ、期待と不安を胸に眠りについた。。。




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