2004 もて耐
公式予選 8/20

作成日:04/08/26
更新日:04/08/27
予選当日、朝から快晴。期待していた不均衡もなさげ。







おーた:「3枚買っといて。」
えみゅ:「300万円になります。」





とりあえず1周だけ計測して帰ってくるおーた。再度コースインし、数周で帰ってくる。コースが空くのを待っているようだ。予選時間が40分もあると随分気持ちにも余裕が出てくる。

しかし・・・。

とし:「なんかサイレンサー爆発してるよーな・・・。」

「あー!!」

右側のサイレンサーが見事に爆発してる。どんどんボロくなっていくVTR。。
ソッコーで予備のサイレンサーに交換し、チェックも兼ねて残り時間一杯まで走り通す。








第一ライダーの予選総合結果から、通過タイムは8秒前半と予想された。

HIRO:(8秒なら出るな・・・)

7耐となったらヘルパーにも負担がかかる。Compusには何故か計測係が2人しか居ない。まずは彼女らに相談。

HIRO:「ナナタイ出たい人〜?」

下を向き、苦笑しながら答えるえみゅ。

えみゅ:「どっちでもいーよ、ライダーで決めて。」

って事でおーたに相談。

HIRO:「7耐行きたい?」

おーた:「ま、そうなったらそうなったでいんじゃん。」

HIRO:「う〜ん。。。」

しばし一人で悩むが、予選直前になって方針変更するとろくな事にならなかった2年前を思い出す。

02年もて耐、第1ライダーのとしが予選で出した6秒に触発され、気合い一発コースインした直後の3コーナーで前車の転倒に驚き、ブレーキングでフロントから転倒し、鎖骨骨折。(ダッサー)

もちろん第2ライダーのタイムは計測されず、嘆願で一番下のチャレンジ2耐へ。補欠のアキラが代走。

HIRO:(・・・やっぱおとなしく予定通りにしとくか。)





VTRはいい加減、今年最後の可能性が高く、自分のバイクで1度くらいおーたにスタートをやってもらいたかった。
おーた本人は特にこだわってないが、個人的には彼にスタートをやってもらいたかったので、そのつもりでピットアウト。
おーたの予選タイムは12秒3。3耐第1グループは確保されている。
7,000以下で出ていたぼこつきの症状は変更したキャブセットですっかり解消していた。2回目のホームストレート通過。手元計測ポイントからコントロール前までに減速。
コントロールポスト員があわててスロー走行車両の旗を出そうとしている。

HIRO:(ちょっとやりすぎだったかな。)

そのまま1周計測で戻ってくると、手元14秒、計時16秒。これで手元と計時の差の感じを掴む。

この時やめてればよかったのだが、もうちょっとペースをあげて変更したサスセットを再度確認したかったので、もう1周計測してからやめようと再度ピットアウト。

リアサスのセット変更は正解だった。カットインしやすく、立ち上がりも不安感が無い。基本バランスが取れてる感じなので、このままもっとペースを上げていけばさらに詰められそう。

先程と同じやりかたで1周計測し、ピットに戻ると、アキラが駆け寄ってくる。

アキラ:「内澤さん、やっちゃってんだけど!」

HIRO:「えっ、やっちゃった?マジ?」

ボードは12秒1。計時を聞くと12秒29。おーたよりコンマ0数秒程速く計測されてしまってる。。

HIRO:(やっちゃってますね。。)

以前、もて耐の打ち合わせをしている時に、おーたに聞いた事がある。









HIRO:「1回くらいスタートやりたいっしょ?」

おーた:「いや〜別にぃ。思いっきり走ってもらった方がいいかな。」








余計な事は考えず、好きなように全開で走って欲しいと言うのが昔から変わらないおーたのスタンスだった。

HIRO:(じゃ、遠慮無く行かせて頂きますか。7耐なってもしーらね。)

再度ピットアウト。

満足な状態で全開走行するのは1年ぶりなので慎重にペースをあげる。クリアが取れず数周が過ぎるが、40分の予選も後半になるとコースが空き始める。

ホームストレート。9秒台をボードで確認し、1コーナーへ。前にバイクは居ない。やっと130Rで5速に入る。
ヘアピン進入で1台抜いた程度のクリアラップ。ダウンヒルでガス欠症状が現れたが、調子よく1周まわれてこれたので、とりあえずコントロールラインを通過。ボードは8秒5。
事前のデータ取りで、ガス欠症状が出てから確実に1周出来る事は確認済み。クールダウンしながら1周し、ピットへ戻る。
俺もおーたも予選のこんな展開を予想してなかったので、ガソリンは10Lしか入れてなかった。

唯一130Rで5速に入れる事が出来た最終ラップがベストの8秒1。


これで予選通過しちゃうかぁ?やっちゃったのかぁ?えへへぇ〜と思ったが、そうは問屋が卸してくれず、予選72番手で3耐。
一時は7耐への期待感を持っていただけにちょっと複雑だったが、ふと我に返る。
後々のことを考えると何かと大変だし、当初予定通りなのでまぁよし。これで良かったのだ。








としのフリー走行は燃費のデータ取りに徹してもらった。


としの走行で燃費の最終データを採取するつもりだったが、どーもいい数字が出てこない。
タイヤは今朝おろしたばかりだし、バイクに問題は無さそう。あまりの燃費の悪さに、しまいには燃料を入れたおーたも疑ってみたが、ちゃんと規定量入れてる模様。。

「あ!」

とここで原因発覚。残ガス抜きに使ってたシュポシュポに穴が空いており、最後まで吸い出せていなかった。
壊れたシュポシュポで残った燃料を、今度は壊れてないシュポシュポで抜き、確かにガソリンが残ってない事を確認。その燃料をふまえ・・・。
抜ききれててなかったって事は、入れる時既に入ってたって事で、その分を加味して・・・あー計算めんどくさい。
しかもいつから穴が空いてたかも不明。昨日の1本目からどうもいい数字が出せないと思っていたが、全ての原因はこいつのせいだろう。

HIRO:「今まで取ったデータはいったい・・・。」
次はもう決勝。昨日からのデータを計算し直し、決勝のプランを再考する。
データに信憑性が無くなったので、スタートライダーは少し抑え気味に走り、その結果で第2、第3ライダーの走り方を変える必要が出てきた。




全ての走行終了後、予備のサイレンサーは片側しか音測を通していなかったので、両方ともグラスウールを詰め替え、3耐のブリーフィングへ出席。
ブリーフィング終了後、ソッコーで音測行ったらもう終わってると断られそうに。ブリーフィングが遅れて押してたのに。。
それでもなんとかやってもらった。何故か嘆願書を書かされて。

嘆願内容:時間外の音量測定をお願いします。。

まー細かいことは無視して、今日は飯の時間に間に合わなかったので生、飯、風呂。


夕方になると、毎年恒例のコースオープンとなった。ちゃりに跨り、各車続々とコースイン。もう一つのもて耐が繰り広げられた。
ゆみっぺの参戦記


['04もて耐〜3耐第1グループ〜参戦アルバム]に戻る

[Compus Road Racing]